現在、我が国の太陽光発電産業が「補助金駆動型」市場から「技術駆動型」市場へ転換しています。一方、高効率製品の大規模応用を実現し、コア技術によって更に大きい市場シェアを獲得するために、我が国の太陽光発電産業は絶えずに、電池とモジュールの産業チェーンにおける技術革新力とスピードを高めています。一方、「応用先駆者」、「技術先駆者」計画が次々登場することで、業界の技術革新を更に一歩促進するとともに、我が国の太陽光発電産業の再成長を実現させています。
また、3月13日から14日まで、マレーシアで開催されたPVCellTech2018では、太陽光発電技術の進歩を加速することも中心的な議題となりました。情報によると、今回の大会は世界各地からのエリート、プロジェクト投資家、優秀企業の代表者など百数人の専門家を集めました。山西一の太陽電池モジュールメーカーとして、ジンエナジーの社長、楊立友博士も招きに応じて、今回の大会に出席しまして、『超高効率ヘテロ接合モジュール量産技術』をテーマとして講演を発表しました。
楊立友博士は、「太陽光発電産業は半導体分野に属して、同様にムーアの法則に従います。周期的でとどまることのない技術進歩や世代交代に伴い、太陽光発電のコストダウンが止まらず、市場と産業の規模も急速に拡大しています。2020年、全世界の発電量の7%は太陽光発電の発電量になります。現在、太陽光発電の先進技術はすでに百花が咲き競うように発展していて、PERC、ブラックシリコン、MWT、N型両面発電、HTJなど各種の極めて高い潜在能力を有する技術が次々と登場してきました。」と語りました。
国際PV技術ロードマップ(ITRPV)のデータによると、2017年、一般多結晶技術が相変わらず市場の主流であり、市場シェアが70%を上回り、PERC技術の加速がわりに速くて、HJTとIBCなど超高効率技術が今後3―5年において極めて強い成長潜在力を示すことも分かることができます。
楊立友氏から見ると、2018年は太陽光発電の品質と効率が継続的に向上する重要な時期になります。この高効率技術の競争の中で、HJTは最も発展潜在力を持ち、大規模化使用を実現する見込みがあると考えられる超高効率技術です。紹介によると、現在のN―PERT、IBCなどの高効率技術と比較して、HJTヘテロ接合技術は工程が簡単、光誘起劣化も経年劣化もない、温度係数が低いなど多数の利点を有します。それに、両面発電の特性を備え、1年目1%以下、翌年から0.4%という超低劣化率により、芝生地、コンクリートの地面、雪上、反射布などの異なる環境において、HJTモジュールの発電量が10%-30%高まり、一般モジュールに比べて44%高まることができます。
現在のところ、ジンエナジーが革新・研究開発したHJT両面発電型モジュール(72枚)の出力は400Wクラスに達して、電池の量産効率が23.27%に達し、最高効率が更に24.04%まで突破しました。製品性能の優位性と品質信頼性に関しては、当社が生産したHJT単結晶両面発電ダブルガラス太陽光発電モジュールがドイツラインランドTÜVの新しいIEC標準テストに合格しました。ジンエナジーもこれにより、業界内で初めてHJT単結晶両面発電ダブルガラス太陽光発電モジュール新IEC標準の認証を取得した企業となりました。
国内の補助金政策の更なる後退、各国FiT価格の低下に伴い、コストダウンと効率向上は全業界の発展にとって新しい風向計になりました。楊立友氏は、「産業最前線技術の風向計として、ジンエナジーは技術進歩、コストダウンを促進することを今年の最も重要な目標としています。シリコン、導電性シルバーペースト、ターゲット材などの高コスト部分に対して、サプライヤーと手を組んで、新しい導電性シルバーペーストを開発し、消耗品の量を絶えず合理化するなどの多様な対策を含め、特定のコストダウン計画を作りました。」と語りました。