2018年12月6日に第3回N型結晶系シリコン太陽電池・パシベート処理技術フォーラムが中国江蘇省で開催され、業界の先端技術をリードするJINERGY代表取締役の楊立友氏は、『結晶シリコン-非結晶シリコンヘテロ接合型太陽電池の量産技術に関する発展』をテーマにヘテロ接合技術の開発・量産・応用ついて発表しました。
国際太陽電池技術ロードマップ(ITRPV)に関する2018年現在の予測では、N型シリコンのマーケットシェアは上がり続け、2020年のマーケットシェアは約10%、2028年のマーケットシェアは28%となることが予測されます。エネルギー高転換効率、簡単な低温製造プロセス、薄いシリコンの採用、低温度係数、両面発電といった優位性を有するHJTモジュールは次世代の太陽光発電技術のダークホースとなることが見込まれます。
中国山西省晋中の弊社の太陽電池モジュール生産拠点は、ヘテロ接合製品をGWの生産能力にする計画を作成し、2017年5月に実現しました。HJTモジュールの効率と歩留率について、プロジェクトの目標を遂げ、ヘテロ接合型太陽電池の最大量産効率は24.04%、歩留率は97.6%となりました。HJTモジュールは弱光反応に優れ、超低温度係数、低減衰率、両面発電といった特性があり、実発電量を大幅に向上させ、一般なモジュールと比べ、総発電量の伸び率44%を実現しました。
楊立友氏は、「弊社の目標は、量産してマーケットに普及するようにHJTモジュールの生産ラインを設ける。現時点の成果に基づき、技術面やコスト面により、弊社は中国における太陽光発電のコストの突破な削減を持続的に促進するとともに、グリッドパリティを早めに実現させる。」と語った。