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晋能科技:ヘテロ接合技術コストはPERCコストと同じ水準を保つ見込みがある

太陽光発電産業の持続的発展につれて、通常価格によるグリッド接続のプロセスは速まり、太陽光発電企業はモデルチェンジ・グレードアップ、コストダウン・効率向上の厳しい試練に直面している。現在、太陽光発電市場の主流電池製品として、PERC電池コストダウン・効率向上の空間は益々小さくなり、国内太陽光発電市場は絶えず新型技術にフォーカスし、多種類の新技術は着実に推進し始め、中には、ヘテロ接合は最も産業化潜在力を有す次世代超高効率電池技術の一つと評価されている。

先日開催した「2020中国新エネルギーサミット」では、中国科学院電工研究所太陽電池研究室主任王文静は、ヘテロ接合電池はPERC電池と比べて効率が高く、サイズも大きく、工芸が簡単で、減衰が低く、効率増加がある競争優位を備えると表した。今年ヘテロ接合電池の電池効率は24%に達することができるはずであり、将来1~2年、25%に達する見込みである。

薄膜電池と結晶シリコン電池の優位を兼備するHJT電池技術は、初期量産後、効率向上とコストダウン空間が更に大きい、業界に公認される将来電池技術の最もコストパフォーマンスが高いソリューションの一つになり、且つ数多くの企業を引き付けてレイアウトする。ヘテロ接合分野においてより早い「開拓者」の一つとして、晋能科技は早くも2017年に既に中間テスト生産ラインの生産を実現した。現在会社の超高効率ヘテロ接合電池量産の平均的効率は既に23.85%に達し、今年末24.2%になる見込みである。

了解によると、晋能科技の最新ヘテロ接合ユニットはM6セルを採用し、ユニットMBB、ハーフカットと積み重ね溶接技術と合わせて、ユニット正面の出力は510Wに達することができ、93%の両面率に基づき、総合出力は570Wに達することができる。その他、当該ユニットのサイズと重量は既存の大部分の固定や追跡サポートフレームを満足でき、且つ既存コンテナシステムに適用すると共に、ユニット電気パラメーターは既存の主流の集中式とシリアルインバーターとを両立し、システム端末による余計な費用を避けることができる。

ヘテロ接合技術は著しい優位性を有するが、高いコストは現在HJT技術が普及における最大の制約である。この問題を解決するために、晋能科技は現在既に誘電銀ペースト、ITOターゲット、テクスチャリング添加物などの面でコストダウンに取り込んでいる。一方、アモルファスシリコン堆積、TCO堆積、金属化など技術について突破的な再設計を行い、晋能科技は狙いを定めてヘテロ接合産業化のペインポイントを解決した。

ヘテロ接合技術のコストダウンの実現につれて、規模化効果が期待できる。それでは、この超高効率な技術はコストで単結晶PERCのワット毎のコストと同じ水準である。晋能科技総経理楊立友博士は「現在、晋能科技ヘテロ接合製品のコストはPERCの138%であり、我々は108%の水準までの低下に自信があり、これはただ保守的な目標である」と表した。

将来、産業規模化の拡大、国産化の推進につれて、関連設備のコストは大幅に低下し、ヘテロ接合の商業化ステップは速めに拡張し、太陽光発電の全面的な通常価格によるグリッド接続の時代到来を加速させる。