最近、山西における大手太陽光発電モジュールメーカー・ジンエナジーは、実測や検証によって、一般な多結晶モジュールより、HJTモジュールの発電量は約7割高い。新開発されたモジュールは各種の取付条件での発電性能をさらに評価するために、実験用発電所にモジュールを再び取り付け、それをテストに用いることを公表した。
当該実験用発電所は、太陽エネルギー資源が豊かな山西省晋中市に位置する。実験用発電所により、各種のモジュールや架台が発電量に対する影響を対比させる。実測や検証の結果によって、敷地面積が同じである場合、多結晶モジュールより、傾角を固定する架台に組み立てられるHJTモジュールの発電の増益は25~40%多い。単軸式架台を利用する場合、多結晶モジュールより、HJTモジュールの発電の増益は50~70%多い。
それに対し、ジンエナジーの総経理・楊立友は、プロジェクトに関わる地形、整備コストなどの要素を合理的に分析してから、調整可能な架台やHJTモジュールの利用によって、プロジェクトの発電量をさらに向上することができ、それゆえ、投資者の収益性をさらに上げる。HJT技術の特性について、とても高い電池効率や両面発電の性能を両立し、プロセスは簡単である。将来、技術の更なる発展や量産規模の拡大に従い、HJT技術の効率をさらに向上するとともに、そのコストもさらに削減させると語った。
現在、ジンエナジーのHJTヘテロ接合型太陽電池の量産の平均的効率は23.5%となる。ハーフカット、MBBなどのモジュールの効率を向上する技術を利用しないことを前提に、量産型60枚片面HJTモジュールの最大電力は332.6W、モジュールの両面構成比は89.61%となり、今年の年末、電池量産の平均的効率は24%となると見込み、今後3年間でジンエナジーのHJTヘテロ接合型太陽電池の量産規模はGWレベルとなり、コストも大幅に下がり、太陽光発電の1kWhあたりのコストが突破に下がる。
ここ数年、太陽光発電産業は高品質な成長へのモデルチェンジに従って、山西政府はずっとエネルギーに重点を置き、新エネ産業の成長を大いに促進させる。山西に根を下ろし、クリーンエネルギー事業に取り組む事業として、ジンエナジーは、HJTモジュールの優位性の発揮を目指し、それによって、グリッドパリティの実現を促進させる。
ジンエナジーの総経理・楊立友は、「現在、ジンエナジーは、シリコンウェファ、導電銀ペースト、TCOターゲット材、テクスチャ添加剤、装置などから関連プロジェクトを実施させ、発電に対する実測のデータによって、HJTモジュールの発電性能はとても立派であり、HJTモジュールは、太陽光発電のグリッドパリティを促進する要素の1つであると見込む。」と語った。