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ジンエナジー譙鍇氏:安価落札時代が終了 PERC、HJTで「ダントツ」

先日、中国太陽光発電業界協会が主催する太陽光発電先駆者プロジェクト技術提案信頼と経済分析研究会は北京で開催されました。産業技術の先駆者として、ジンエナジーの譙鍇副社長が招き応じて出席、先駆者落札プロジェクト技術提案の難題、技術の信頼性と経済性のバランスの取り方、及び技術以外のコストなどの主な議題について、業界の有名人たちと深く検討行いました。

現在、第3期太陽光発電「先駆者」基地が業界から注目を受けています。前2期の太陽光発電「先駆者」基地と比べると、第3期太陽光発電「先駆者」基地は応用先駆基地と技術先駆基地に分けられ、この2種類の基地の建設モデルが異なります。投資者の要求から見ると、応用先駆基地の重要な点は買取価格にあり、即ち先駆者技術指標を達成した太陽光発電製品を選択するよう投資者に要求し、現地太陽光発電の地域標準買取価格より10%低い電力価格を企業の価格競争のハードルとすることです。技術先駆基地は主に、研究開発技術の先進性と応用前景を主に打ち出します。

3期「先駆者」プロジェクトの推進に伴い、産業先進技術の経済性と信頼性が共に向上する、企業製造コストの低減がとまらないこと、及び市場政策の日々改善は全て、産業のアップグレードとモデルチェンジにとって大切な要素になり、その中、モジュール技術の信頼性と経済性が最も肝心です。

譙鍇氏はこれに対して、次のように示しました。業界の新興先進技術で経済性と信頼性を同時に実現することができるかは、技術研究開発面への大量投入だけではなく、市場の実証を受ける必要もあります。前2期の先駆者プロジェクトの実施により、高効率単結晶、単結晶PERC技術の普及を牽引し、産業チェーンを効果的に繋げました。そのため、第3期の先駆者基地の推進に伴い、PERCHJTMWTなどの高効率技術関連産業チェーンを更に成熟化へ発展するように導き、これらの発展潜在力の極めて大きい高効率技術の本来の優位性を十分に発揮させていくことができると考えられます。

 

最新の統計データによると、近頃公表された8社の太陽光発電応用先駆者基地を落札した企業、38件のプロジェクト入札の中、単結晶PERC技術の申告数量だけで19件までも達して、その次に単結晶PERC両面で、合計10件のプロジェクトが申告されました。それにN型単結晶両面、単結晶PERC両面ダブルガラスで、それぞれ7件のプロジェクトが申告されました。

譙鍇氏は、「先駆者計画がすでにすべての高効率技術に公平競争する機会を提供していることは疑うべくもなく、早いほうが先に終点へ到着することができます。そのため、メーカーとしては、我々は応用先駆者計画と最前線技術の先駆者計画を絶対に支持します。現在ジンエナジーは技術技術蓄えに関してすでにしっかりと準備をして、太陽光発電貧困扶助、先駆者プロジェクトなどに対して製品を大量に供給しています」と述べました。

 

ジンエナジーが大きな期待を寄せたHJT技術についても、譙鍇氏が今回の研究会で、この技術の備えた生まれながらの優位について詳しく述べました。N型基板を採用するため、HJT技術の光劣化率が僅かの0.5%で、光電変換効率を大いに高めることにより、同じライフサイクルに対して発電量がもっと高いことを決めたと紹介されました。それに、わりに低い温度係数もHJT技術の優位性で、その温度係数は一般モジュールの二分の一しかありません。昼間4050度の高温下の作業環境と同じ公称出力の下で、HJTはより優れた結果を示すことがこれで分かります。それ以外に、HJTに用いられるダブルガラスパッケージ方式も最低30年間の信頼できる運転を確保します。そのため、転換効率、温度係数、パッケージ方式など多方面から総合的に評価して、敷地面積が同じな場合、HJTの電気出力量は一般モジュールより44%上回ることができます。しかも、このような驚くべき発電利得性能を示しているのはまだ第1世代です。「将来、HJTとオーバーラップ、ハーフカット技術などの先進技術の結合により、HJTは更に高い発展潜在力を持つことができて、今後23年内に、他の高効率技術とのコストの差を絶えずに短縮する見込みがあります。

現在、ジンエナジーの最前線技術先駆者計画に向けたHJTヘテロ接合技術も技術検証を受けましたが、この超高効率技術のコストダウンにはまだ最前線技術先駆者計画から提供される市場へ進出する機会が必要となります。譙鍇氏が最後に、「技術ロードマップから見て、HJTコストダウンのパスが既にはっきりして、固定価格買取を実現するのも間近であり、「導火線」1本だけあれば果たせるかもしれません。」と語りました。