10月17日、業界の注目を浴びる2017中国太陽光発電大会と展示会(PVCEC2017)が北京で盛大に開催された。今回の大会は「太陽光発電でグリーンライフを導く」をテーマに、国内外から太陽光発電業界の指導者と各業界のエリートを集め、新しい情勢下で国内外の太陽光発電産業の成長経路を探り、産業技術革新と商業モデルを融合した頭脳系宴会を作り上げることを目指している。
専門性がきわめて強くて、業界の優秀な指導者が集まる盛会として、今回の太陽光発電大会は、PV先駆者フォーラム、住宅用太陽光発電発展フォーラムと中国「緑証」(グリーン電力証書)市場シンポジウムなど複数のフォーラムに分けられ、産業で最も関心を集めている重点議題をカバーした。今回の大会に、工業と情報化部の羅文副部長、国家エネルギー局新エネルギー司の李創軍副司長、科学技術部ハイ・テクノロジー発展と産業化司の続超前副司長、中国再生可能エネルギー学会の譚天偉理事長、中国太陽光発電業協会の王勃華秘書長などの業界実力者が参加した。山西第一光伏モジュールメーカー、そして、業界内における最前線技術の風向計として、ジンエナジーの社長、楊立友博士も招きに応じて、今回の大会に出席した。
技術革新を追求 キロワット時あたりの費用削減を促進
ここ数年来、わが国の太陽光発電の設備容量と増加速度は世界の先頭を走っている。王勃華氏は今回の展示会で、中国はすでに太陽光発電産業の発展にとって世界で最もよい関連政策環境を整えたと示した。製造側が大幅に増加し、応用側が強力に拡張している。設備容量については、1月~9月、わが国の太陽光発電の設備容量が60%伸びて42GWぐらい新たに増加し、分散型太陽光発電の設備容量が新たに15GW増えて、前年同期と比べて300%以上伸びた。
「業界の発展からいつも驚きを与えてくれ、産業に従業する業者たちも市場の壁と制限を突破するのに専念し、産業の安定した発展を促進するのに努めています。」楊立友氏がこう語った。「2020年まで、産業技術のアップグレードと1キロワット時あたりの費用の更なる削減に伴い、我々は、公定価格買取時代の到来を迎える能力を有します。それとともに、市場に参加する者にとっては、挑戦がまだまだ大きくて、来年は恐らく厳しい厳冬に遭遇することになるとも言えます。しかし、我々は落ち着いた状態を保ち、高効率で最前線の技術の研究開発に集中し、市場が良性で健やかな方向に向かって発展していることを信じなければなりません。」
また、1キロワット時あたりの費用が高い、サイクルが長い、国家からの補助金も年々下がる新しい情勢下で、楊立友博士は、2020~2025年に、我が国の太陽光発電産業はきっと公定価格買取を実現できると考えている。現在、各プロセスごとの進歩はかなり難しい。ここ数年、シリコン材料のコストダウンから、ダイヤモンドワイヤーによる切断技術など各種類の技術が次々と現れるまで、これらもムーア法則の中核的理論――太陽光発電産業は周期的でとどまることのない技術進歩と世代交代を示していくことを実証した。我々も常に、この法則に従い、公定価格買取の目標実現に協力している。現在、ジンエナジーはHJT超高効率不均質構造などの高効率技術の突破と大規模生産を実現し、コストの更なる大幅低減を実現することに専念している。
同時期に開催されたる太陽光発電夫トピック検討交流会では、楊立友博士は『シリコン不均質構造量産進捗』をテーマとして講演を発表した。楊立友博士は、ジンエナジーが安定性と量産実績に基づいてロードマップを選択し、晋中にあるHJT超高効率不均質構造基地ではすでに順調に生産開始し、出荷をした。現在、ジンエナジーのHJT両面電池セル量産品の平均効率はすでに22.5%に達して、72枚両面HJTモジュールの最高出力がすでに400Wを超えた。将来、コストの高い部分に対するコストダウン活動を通じて、HJTモジュールのコストと一般多結晶モジュールとの差を20%ぐらいに抑えていくと紹介した。