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「フォーチュン」500にランクインした晋能集団は国家エネルギー局の太陽光エネルギー「フロントランナー」計画の基準に達しており、低価格・高効率を提唱

近年以来、石炭業界の不景気により、山西省の経済成長が鈍くなく、山西省の石炭企業はモデルチェンジを図ろうとしている。「フォーチュン」500にランクインした晋能集団も、エネルギー構造調整のモデルチェンジを始め、この間、その製品が国家エネルギー局より発表された太陽光エネルギーの「フロントランナー」計画の基準に達していると発表した。

 

国家エネルギー局の「フロントランナー」計画の指標が高く、業界ではいろんな意見があり。

 

国家発展改革委員会は2015年1月初めに、財政部及び工信部などの七部委と共同して、エネルギー効率のフロントランナー制度実施計画を打ち出し、フロントランナー計画に適合する製品に対し、激励政策を制定し、技術レベルの向上を図っている。

 

 

続いて、2月に国家エネルギー局も、「市場の働きを発揮し、太陽光エネルギー技術の進歩と産業のグレードアップを促進することについての意見(意見募集稿)」を発表。その中に太陽光エネルギー「フロントランナー」特別計画という内容がある。つまり、2015年、下記の指標をクリアした製品は、太陽光エネルギー「フロントランナー」の製品とされる。単結晶シリコン太陽電池モジュールの転換効率が17%以上、多結晶シリコン太陽電池モジュールの転換効率は16.5%以上、転換効率が10%以上に達したフィルム太陽電池モジュール及びその他代表性がある先進的な技術製品。

 

国家は、太陽光発電基地、新技術モデル基地などを組織して「フロントランナー」計画を実施する。同時に、モデル工事に対し、建設基準、技術進歩及びコスト削減目標などの要望を出し、競争によって技術能力と投資経営実力が強い開発投資企業を選ぶ。企業は市場メカニズムで「フロントランナー」技術指標に達している太陽光製品を選ぶ。

 

ある業界内の専門家は、「フロントランナー」計画で太陽電池モジュールの太陽電池変換効率に対する要求が高く、大部分の企業はなかなかこの基準に達することができないと指摘した。たとえば、多結晶モジュールの変換効率は16.5%以上必要で、つまり、多結晶太陽電池の転化率は18%くらいなければならないという意味である。

 

しかし、晋能清潔能源科技有限公司の総経理・楊立友博士は、過去数年間の危機を経験した中国太陽光産業は、技術、品質に優れたモデルプロジェクトを業界の見本とし、秩序的で持続可能な発展を図る必要があると語った。「フロントランナー」計画の技術的指標はいまのトップ5%の企業に基づいて決められ、発電企業の場合、「フロントランナー」技術指標に達した太陽光製品にするのは、業界の発展法則に適合し、業界全体の品質を高めることができる。

 

目下、業界内の太陽電池の平均効率は17.60%に集中し、モジュールのパワーは255Wであるが、晋能の現在の出荷品の平均出力パワーは264Wである。楊博士は、新技術の使用と生産コントロールなどの最適化により、現在、会社の製品は参入条件と「フロントランナー」計画の要求を満たしていると示した。

 

伝えられるところによると、晋能清潔能源科技有限公司は、「フォーチュン」500にランクインした晋能集団の清潔エネルギー業務分野に属し、清潔エネルギーはこの伝統的な石炭エネルギー巨頭のモデルチェンジの重要な戦略である。晋能集団は、石炭生産、電力、ガス、新エネルギー、貿易物流などの産業を一体とする近代的な総合エネルギーグループを作る予定で、重点的に新エネルギーにおいて太陽光発電、風力発電を主とするクリーンエネルギー事業の発展を支援し、「第十二次五カ年計画」末に、新エネルギー設備容量が1.5GWに達し、グループ全体の設備容量の10%を占める目標を立てている。

 

晋能集団は現在GWレベルの太陽光発電所のプロジェクトを持っており、傘下の晋能清潔能源科技有限公司はすでに1期目の年産500MWの太陽エネルギー電池及び600MWの太陽電池モジュールの生産基地の建設を完成し、生産開始していると同時に、アメリカ留学経験があった博士、国内の優秀な太陽エネルギー専門技術者を導入した。

 

会社は2014年9月末に電池モジュール工場を使い始めてから、すでに世界でトップ5%に入れられうほどの技術とコストの競争力がある、電池、モジュールの生産能力を持つようになっている。

 

「フォーチュン」500にランクインの晋能集団は低価格、高効率を提唱し、開放姿勢で太陽エネルギー産業チェーンと連携を取る

 

太陽光発電産業は長年の発展において、危機と回復を経た後、安定になっている。そして財務状況が穏やかでコスト優勢が顕著な業界大手も安定になりつつある。業界筋によると、将来、太陽光発電産業の集中度が一歩進んで高くなり、生産能力が進んだ大規模な企業に集中し、太陽光発電産業の「世界への歩み出し」に有利だということである。

 

3月末にボアオアジアフォーラムの「一帯一路」経済圏構想と行動指針の発表で、中国の太陽光発電企業は、沿線各国とエネルギー協力のビジネスチャンスがあると思っている。晋能は、「一帯一路」の貿易協力で、中国は低価格労働集約型製品ではなく、高速鉄道、原発などの高級製品を輸出する国となると思っている。「中国製造」は今後10年に中高級のブランドとなるだろう。

 

楊博士は、われわれは「一帯一路」戦略の中の新エネルギー産業の将来性がよいと思い、積極的に沿線各国の新興市場と協力するチャンスを探し求めており、協力パートナーと一緒に中国の高品質で低価格で高効率の太陽エネルギー製品を輸出し、質が良くて高効率的な太陽光発電所を作り、国家戦略のクリーンエネルギーインフラ施設の建設を推進しようと望んでいると、語った。

 

「フロントランナー」として、晋能は高効率モジュールを提供すると同時に、魅力的な安い価格で販売していることは、業界全体に衝撃を与えて、乃至業界の「敵」になるのか。これについて、楊博士は、われわれは太陽電池及びモジュールを生産するが、開放的な姿勢で太陽光発電産業チェーン全体と連携を取っている。会社は融資優勢、資源優勢及び各種の投資協力の形で業界全体の上流・下流の産業チェーンに参与し、太陽光発電所の建設と運営を促進し、太陽電池及びモジュール供給企業のために融資などの全面的なサービスを提供している。

 

この業界の発展のために、同業界の各領域のパートナシープとの協力を期待し、手を取り合って頑張ろうと思うので、よろしくお願いすると、語った。