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山西新エネルギー産業が持続的に繁栄、晋能の高効率PERC太陽光電池が世界をリード

——PERCセル、新しい効率を突破、晋能科技単結晶PERCセルパイロットスケール試験で効率21.36%と達成

現在、山西省は極力に「石炭依存」の困難な局面を乗り越えようとし、国家新型総合エネルギー基地を築くために太陽光発電、風力発電などの新エネルギー産業を強力に育てている。山西省電力会社が新しく発表したデータによっても、その新エネルギー産業が急激に発展していることをわかる。2015年12月20日まで、山西省の電力系統において、太陽光発電システムの年間累計発電量は6.3754億キロワット時、新エネルギー発電量は100.5671億キロワット時に達し、およそ国家電力系統に直接管理される山西省電力系統発電設備の総発電量の5.61%を占めると表明された。

山西の新エネルギー産業の発展と応用を更に加速するため、新エネルギーのハイエンド製造レベルを高めて国際的な先端レベルに合わせることは非常に重要な戦略的の意味を持っている。先日、山西本土第一を誇る太陽電池モジュールメーカーの晋能清潔能源科技有限会社より、その革新して研究開発した単結晶PERCセルはパイロットスケール試験生産において効率が21.36%まで達し、業界同類技術の平均効率20.6―20.9%を上回り、世界トップレベルに達したと公表した。

会社の技術研究・開発担当者によると、その研究開発したPERC技術は主に電池の裏面に原子層が堆積する方法で酸化アルミニウムの膜を生成させ、酸化アルミニウム膜の負電荷に富む特性を利用して裏面に良好な鈍化効果を実現するとともに、金属化後にキャリヤーが効果的に収集されることを保証するために、レーザーによる溝加工によって裏面に生成された積層膜に定位置穴あけを行う。この技術の製品はもっと高い光電変換効率、もっと高い開回路電圧及びもっと良い低光レスポンスなどの特性を備える。

実は、太陽電池の効率とコストはずっと業界内の注目を浴びている。研究者の計算によると、太陽電池の効率が1パーセント高くなるごとにシステムコストが5%―6%下がる。晋能科技の自主研究・開発した単結晶PERCセルの効率が今回突破をやり遂げたことは、企業自身の核心的競争力と利益性の向上に大いに役に立つことができて、主力製品のシェアを更に高める見込みがあり、山西省新エネルギー産業が世界トップレベルに近づくことも意味している。

現在、山西省は新エネルギー産業の発展を促進するための優遇政策の研究・作成を加速すると同時に、分散型エネルギーを積極的に発展して、知能型電力網、「多能互補」(多種類のエネルギーが相互補完)、エネルギー蓄積など多種類の技術革新を進め、風力発電、光発電、炭層ガス発電などで「多輪駆動」される新エネルギー供給システムの形成に努めている。そのうち、同省2015年度の太陽光発電設備からいうと、設備容量が77.5万キロワットに達して、昨年同時期に比べて158.33%増加した。

晋能科技の社長、楊立友博士が「革新・発展は山西省が資源に関する困難から抜け出す唯一の道で、わが社はずっと企業自身のコア技術の研究開発を進めることに力を尽くしています。例えば、単結晶PERCセルプロジェクトで独創的な技術と工程・設備の完璧な結合を実現します。それ以外に、グループの中でクリーンエネルギー事業に従事する製造企業として、我々は技術の新旧入替り、生産インテリジェント化、製造フレキシブル化の知能化製造戦略を徹底しています。これから五年、我々は「生産1世代、中間試験1世代、研究開発1世代」という技術蓄えと雪だるま式成長をしっかりと進め、適切な時機に生産能力を徐々に向上させ、製品ラインアップを拡充して、PV関係の製造自動化、インテリジェント化、フレキシブル化を実現して、太陽光発電ハイエンド生産型サービス業の先駆者になるよう望んでいます」と語った。