日本語

中文 English

高効率のPV製品需要は急激に伸長しており、業界の主流となる!晋能科技が量産している多結晶セルの効率が18.7%に到達!

先日、山西省で最大の太陽電池モジュールメーカー、晋能清潔能源科技有限会社(晋能科技)は、量産している多結晶セルの平均効率が18.7%に到達したことを発表した。また、同社の量産する多結晶モジュールの出力も大幅に向上し、270Wモジュールの投入産出比率は60%に達し、業界トップに立った。

このことにより、晋能科技は高効率多結晶技術、PERC技術、不均質構造技術の3つの分野で業界をリードする技術力をもつ名実ともにトップ企業となった。 


晋能科技量産する多結晶セルの効率推移

 

晋能科技の社長であり、工学博士である楊立友氏は、以下のように述べた。

「高効率なPV製品は業界がコンセンサスをもって目指している方向です。 第1世代でCQC認証を取得した「PV先駆者」として、弊社は高度な技術革新、最適化した生産プロセスと高効率な運営管理によって、世界トップの5%に入る優れた技術とコスト競争力を有する電池・モジュール生産基地を築くと同時に、中国PV製造業のモデル転換とアップグレードを促進するために全力を挙げています。」

同社の高効率量産セルは、ここ数ヶ月で効率18%突破を実現し、平均効率が大幅に向上している。これは、2015年3月から2016年1月まで、会社は多結晶効率電池の技術・製法の新しい製法技術を確立した結果である、多結晶高効率量産セルの平均効率は、生産開始初期の18.01%から18.7%にまで到達した。

PERC不動態化エミッタリアセル技術をベースとした電池に関しては、2016年1月に会社が新たに研究開発した単結晶PERC不動態化エミッタリアセルにおいて、中間試験における効率が21.36%にまで達成し、業界における同種の技術の平均効率20.6-20.9%を超え世界トップレベルに達した。

現在、晋能科技は山西省文水市において、太陽電池600MW及び太陽電池モジュール700MWの年間生産能力を持ち、今後、2016年6月までに、山西省文水市の生産基地における電池、モジュールの生産能力を、それぞれ1.1GWまで増加する予定である。それと同時に、2015年末に着工した山西省晋中市2GW不均質構造高効率太陽電池モジュールプロジェクトでは、3年間にわたる研究開発と並行して行われる生産設備計画により、従来にない、先端的太陽電池モジュール生産能力を実現し、太陽光発電のコストを30%以上下げると見込まれている。

晋能科技の不均質構造高効率太陽電池モジュールプロジェクトの稼動開始に伴い、会社は第3世代の太陽電池製造技術をもつ生産基地を実現することになる。ここ数年、中国政府はPV産業の技術向上に力を入れ、2015年年初から「PV先駆者」計画を推進してきた。こうした取組みを実施してきた結果、第一回目として中国品質認証センターから先駆者認証証明書を授与された太陽電池モジュール製造業者は19社であった。その内、晋能科技は設立からの年数が僅か2年間と最も短かった会社であり、高効率中核技術の優位性が評価されたものである。

業界関係者によると、今後、こうした先端的な生産基地の拡張に伴い、寧夏回族自治区、新疆省準東新エネルギー基地などの一部の地区では、先端的な製造のモジュールが採用されることが見込まれるため、2016年には高効率モジュールの中国国内市場シェアが拡大すると見込まれている。2016年度においては20GW程度の新しい設備が竣工すると見込まれることから計算すると、中国国内の高効率モジュールの割合は、30%を超えることになる。2016年に先端的なモジュールに対する需要は6GW以上となる見込みである。2016年、太陽電池とモジュールについては効率と生産能力の同時に向上する見込みである。どうやって競争力を強化して、先端的なモジュール市場においてシェアを確保することができるかが今後、直面しなければならない試練になる。

こうした厳しい試練に対処するために、晋能科技は技術革新を進め、生産をインテリジェント化して、製造をフレキシブルにすることができる知能的製造戦略を全面的に推進している。楊立友社長は、「十三五(第13次5カ年計画)」期間中に、中国のPV産業は科学技術の長足の進歩と生産設備のインテリジェント化において大きな成果をあげると考えている。長い目で見れば、生産設備のインエリジェント化は、中国PV産業のモデル転換・アップグレードにとって通らなければならない道である」と述べた。

また、楊立友社長は「ここ5年間で、生産〜中間試験〜研究開発という技術を蓄積し、大きな成長をしっかりと進め、適切な時機に生産能力を徐々に向上させ、製品ラインアップを拡充して、PV関係の製造自動化、インテリジェント化、フレキシブル化を実現して、太陽光発電ハイエンド生産型サービス業の先駆者になるつもりである」と述べた。

情報によると、2014年に引き続き、「同年着工、同年建設、同年稼動開始、同年効果実現」の目標を達成した後、晋能科技は2015年には、生産ラインの年間最大生産量による出荷を実現し、国内外市場において高い評価を得て、中国電建、中国能建、中広核、中興能源、アメリカSUNEDISON、日本東芝など国内外トップ企業との提携を実現した。