JINERGYについて

山西省が、エネルギー産業モデルの転換期を最大限に後押しするという背景の下で、山西省委員会、省政府は新エネルギー産業の爆発的な発展のきっかけを掴もうと考えている。

その中には、石炭採掘により地盤沈下が激しい地域におけるPV産業の先端的なモデル基地の建設や、PV産業による貧困扶助プロジェクト、PV製品の工場をインテリジェント化するなど、多方面にわたる山西省PV産業の拡張・強化策を実施している。

PV産業は山西省エネルギー重化学工業基地の転換を考える際の重要な基幹産業の一つになる。山西省のエネルギー産業が転換期を迎えた大切な時期に、「最先端」という基準を満たしたPV製品のインテリジェント製造技術を自社のものにすることで、晋能グループはPV製品市場を席巻できる。

山西省太陽光発電産業の更なる発展を推進する目的で、中国再生可能エネルギー協会太陽光発電専門委員会、中国循環経済協会再生可能エネルギー専門委員会、やマスコミ各社などの共催による「2016山西エネルギー産業モデルチェンジとPV産業展望フォーラム」が開催された。

今回のフォーラムは、山西省発改委、中国再生可能エネルギー協会、中国太陽光発電業界協会、山西省経済情報化委員会、山西省国有資産監督管理委員会、山西省貧困扶助弁公室、晋中市人民政府、呂梁市人民政府、晋能グループなどの共催で実施された。

国家エネルギー局副局長劉琦、山西省副省長高建民などの政府の幹部及び関連企業の代表者は、太陽光発電などのクリーンエネルギー産業を発展させることにより同省のエネルギー産業のモデルチェンジを促進するかについて積極的な検討を行った。

山西省の「石炭依存」型産業構造の難題を解決し、エネルギー供給側の改革を加速するために、山西省政府は最近『山西省国家エネルギー型経済モデルチェンジ総合改革試験2016年行動計画』（以下「行動計画」という）を発表した。この行動計画で同省は、大同石炭採掘地盤沈下地域国家先進技術PVモデル基地の建設を推進し、先進技術で作られたPV製品の応用を推進。

電力系統と発電所の共同建設を強化して、太陽光発電所の建設と社会の調和を図ることを重点的に示した。

山西省政府が太陽光発電などの新エネルギー産業に対し、重点的な支援を実施することで、山西省は、現地の大型エネルギーグループのモデルチェンジの実行を推進した。晋能グループは伝統的な石炭企業から「伝統エネルギー＋新エネルギー」という総合エネルギーグループにモデルチェンジを行い、山西省の「黒から緑へ」という転換を実現するための大切な時期において著しい良い評価を得ることができた。

晋能グループの代表取締役王啓瑞氏は、「晋能は山西省国有企業のエネルギー改革のモデル企業であり、エネルギーの革新・変革のトレンドに対応して、真っ先に「1255」発展戦略を提出した。　この戦略は、石炭産業グリーン化とクリーン化を強く促進する同時に、傘下のクリーンエネルギー事業のハイエンド化を促進し、規模の拡大という目標を目指して着実に推進している。例えば、傘下のPV製品のインテリジェント製造技術を持つ起業である晋能科技はグループのエネルギーモデルチェンジに目を見張る成果を上げた」と語った。

晋能グループの「1255」発展戦略とは即ち、「石炭、電気、グリーンエネルギーを事業ベースに、貿易から物流までをサポートして、多様な産業を統合・最適化すること。このことにより、一流の総合エネルギーグループを目指し、発展の理念と産業モデル方式の転換を実現し、安全発展・革新的発展・グリーン発展・均衡ある発展・共同発展を促進し、安全な晋能、革新的な晋能、グリーンな晋能、利益率の高い晋能、調和ら取れた社会に貢献する晋能を作り上げる」という戦略である。

晋能科技は2014年に、山西文水1.2GW高効率多結晶シリコン太陽電池モジュール製造基地に投資を行い、規模を拡大させた。

「同年着工、同年建設、同年稼動開始、同年に成果をあげる」という目標を実現した。

また2016年の初めには、市場の高効率に対する要求や、高品質な太陽電池モジュールに対する旺盛な需要に応じて、2GW不均質構造高効率単結晶太陽電池モジュールの製造基地の建設に着工した。この新しい基地の製品は年内に市場に送り出される見込みがある。

王啓瑞氏は、晋能科技が従来、「生産１世代、中間試験１世代、研究開発１世代」というスローガンで表現される段階的かつ向上的な発展戦略を厳しく守り、生産拡大のタイミングごとに、新しいステップに踏み込むよう努力していると評価した。

将来の太陽光発電製造産業の計画に関して、晋能科技社長である楊立友氏は、「＜十三五（第13次5カ年計画）計画＞の期間中に、わが国のPV産業は製品の科学技術的進歩と設備のインテリジェント化の推進において、大きな飛躍を遂げることができる。長い目で見れば、インテリジェント化による製造は、わが国PV産業のモデル転換・アップグレードにとって通らなければ成らない道である。晋能科技は技術の世代交代、生産インテリジェント化、製造フレキシブル化の等のい製造戦略を全面的に徹底させている」と語った。

楊立友氏はこう考えている。「我々はハイエンド技術とインテリジェント化による製造を通じてPV産業の良好な発展を推進することに力を入れ、実際の行動において、国家の最先端の計画とモデル基地の建設に寄与しています。　

将来、我々は高効率モジュール製品の安価な供給の実現に引き続き取り組んで、客先である発電所プロジェクトの建設期間中に投入を実現し、発電所運営期間の長期的な発電収益の向上を実現します。

こうして業界の転換期において国内のPV市場の需要増のタイミングをよりよく掴むことができます。」

「振り返って見ると、「良い景気も、困難も石炭によってもたらされた」山西省のエネルギー産業の転換は大きな困難であるかのように思えますが、同時にとても大きなチャンスであると捉えることができます。

石炭採掘におる地盤沈下地域における先端的なモデル基地と晋能科技の高効率多結晶、PERC、不均質構造という3つの太陽電池製造技術の優位性をどのように結び付けて、山西省と晋能グループがエネルギー産業のモデルチェンジの中でより重要な役割を果たすことができるかは、我々にとって、直面する大きな課題であり、かつ我々が発展するためのいいタイミングでもあります。」楊立友氏はこう語った。