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JINERGY開発者フォーラム 盛大に開催 高品質・高効率PVシステムを発表 高い品質で太陽光発電のキーワード 「効率・劣化・出力・品質」の4つの問題をクリアしました

5月23日、山西省第一の太陽電池モジュールメーカー、晋能清潔能源科技有限会社(JINERGY)が主催した「JINERGY開発者フォーラム」が、上海東郊ホテルで盛大に開催されました。

今回のフォーラムでは、PV産業の技術革新を促し、太陽光発電に関わる企業群の協力関係を構築することで以下の目標を達成しようとしています。

①      モジュールの効率を高め

②      モジュールの品質を確保し

③      モジュール劣化を低減

④      環境に悪影響を及ぼさない、新しい産業構造の構築

JINERGYの代表で博士号を持つ、楊立友は開会式で以下のように挨拶をしました。「現在、我が国の太陽光発電設備の容量は世界一となりました。ここまで世界のPV産業をリードできたのは、業界指導者、技術専門家などの太陽光発電業界関係者たちの努力によるものです。

第三次産業革命の到来に伴い、我が国のPV産業に巨大な変化を再度巻き起こしていくために、エネルギー革命の大きな流れに直面する新エネルギー企業として、我々はこの

大きな産業のチャンスを掴み、産業が現在直面している様々な技術的なボトルネックを解決し、太陽光発電により生み出された電気を多くの家に届け、現在の数百倍の生産額を達成しようとしています。

この実現のためには、皆様の協力が必要です。」

「半導体産業と同様に、PV産業もムーアの法則に従い、止まることのない技術革新が行われており、最終的には、太陽光発電の公定価格買取という目標を実現できるでしょう。

山西省に根を下ろしているエネルギーのリーダー企業として、こうしたエネルギー発展とモデルチェンジの波を、我々は大きな発展の可能性を秘めたPV産業に身を投じ、産業各業界の関係者達と協力し合い、太陽光発電の電力キロワットあたりのコストを最大限に削減すると決めました。

2020年までに、太陽光発電で作られる電力のキロワットあたりのコストが0.55人民元に達するとの見込みがあり、そのような心が奮い立つような時代の到来を一緒に迎えることができると信じています。」(楊立友 談)

続けて、楊立友はこう指摘しました。

「しかし、現在我が国のPV産業には持続的な発展を阻害する重大な問題があります。それは、以下の4つの問題です。

①      高効率モジュールの生産能力不足

②      太陽電池モジュールが想定外の速度で劣化することで、投資家の収益が低下している

③      環境から受ける影響が大きすぎる為に、モジュール発電量を予想することができない

④      モジュール品質に関するクレームが頻繁に発生している

この4つの問題は、すでに発電所プロジェクトの投資収益に直接、大きな影響を与えています。」

「そのため、この技術開発交流大会に当たり、我々は先端的なPV技術新製品を3つ発表しました。これらの製品は、太陽光発電のキロワットあたりのコストを低減し、公定価格買取という究極の目標を最終的に実現するサポートができます。」

 

先端技術を利用した製品3種を発表し、太陽光発電業界の弱み4点を解決!!

第1回のJINERGYフォーラムでは、JINERGは高効率多結晶モジュール、高効率PERC単結晶モジュール及び超高効率不均質構造モジュールという3つの先端的技術の製品を展示しました。

また、楊立友は次のように言いました。

「現在、自社の生産量の中で、270Wの高効率モジュールが占める比率は、すでに78.29%を越え、業界トップクラスの地位を占めています。

同時に、近い将来の市場の高効率製品に対する需要を満足させるために、我々は、混入シリコンを4グリッド線の電池設計と二次印刷技術とを、合わせて使用した高効率多結晶太陽電池モジュール(SILVER)を設計しました。この製品は優れた耐PID性、耐塩水噴霧性を備え、積雪荷重5400Paと風圧荷重2400Paに耐えうる性能をもっています。 

2017年までに、270Wの高効率多結晶製品の生産能力は、90%までに達する見込みがあり、市場の高効率製品の供給不足という難題を解決することができると予測します。

それとともに、裏面不動態化PERC+技術と原子層堆積技術を取り入れた高効率PERC単結晶モジュール(GOLD)の新製品は、電池とモジュールのLID光誘発性劣化の発生を効果的に減らすことができ、その平均転換効率は21%にまで達します。

光誘発性劣化に関しては、一般的な単結晶と一般的なPERCを比べると、PERC+製品の劣化率は、更に低くすることが可能です。

JINERGYが新しく公表した技術ロードマップによると、2017年までに、290W裏面不動態型単結晶モジュールの生産比率は70%を越え、2018年までに、295W高効率製品の生産比率が50%以上、また300W高効率モジュールは、30%の生産比率を実現する見込みです。

このようにして、業界内の技術レベルを持続的にリードしていきます。

また一つの問題があります。

我が国は複雑な地形でかつ、変化の多い気候をもつため、太陽電池モジュールの実際の発電量を予想することは大変困難です。

こうした業界の弱みに対して、JINERGYは超高効率不均質構造HJTモジュール(DIAMOND)を発表しました。この製品はN型両面セル構造を採用し、強い低光量応答、超低温度係数(-0.27%)、超低劣化率という特性を持ち、単位面積あたりの発電量は、通常の高効率多結晶製品の135%に達します。

今年度中には、不均質構造セルの正面効率が22%まで達し、セル60枚と両面モジュールの発電出力が300ワットまで達すると予測しています。

また、2020年までに、不均質構造技術の改善を絶えず行い、太陽光発電電力のキロワットあたりの費用を0.55人民元とし、公定価格買取を実現できるようになると信じています。」(楊立友 談)

 

品質管理システムインテリジェント化の構築 従来ないPVシステムの創出

今回の技術開発フォーラムでは、JINERGYは念入りに作り上げた品質管理システムを展示しました。

楊立友は、以下のように語りました。

「人口ボーナスから受ける恩恵が徐々に減少してくる中、生産ラインの自動化を実現する事は我が国PV産業の発展に必須のものとなっています。

現在、JINERGYはオンラインモニタリング設備、データ分析センターホストコンピュータ、自動化生産機台を使って、完全なオンラインSPCクローズ1セットを形成、生産チェーンの精確制御を達成し、生産自動化、インテリジェント化及び追跡可能化を実現させています。」

「それと同時に、太陽光発電のキロワットあたりの費用を更に削減するために、追跡システム、インバーターシステム、インテリジェント制御と融資コストなど多方面の開発に着手、こうした太陽光発電システムにより、各ステップにおいてキロワットあたりの費用を低減し、プロジェクトの投資収益を高め、我が国のPV産業の持続可能な発展を更に促進していく計画を推進しています。」

 

複数の戦略的提携契約を締結 太陽光発電技術の発展を共同推進

また、今回のJINERGY開発者フォーラムでは、JINERGYは日新科技、アメリカアプライドマテリアルズ社、ドイツのCentrotherm会社、保利協シン(鑫)などの太陽光産業の様々な分野を担う企業4社と戦略的提携パートナー関係を築き上げました。

 

アプライドマテリアルズ社の代表者は以下のように語りました。

「JINERGYのような優秀な企業と長期的な提携パートナーを組む事ができて、とても喜んでいます。太陽光発電のコスト削減、業界技術変革促進などの分野で、JINERGYは業界における手本だと言えます。中国の新エネルギー企業の品質向上への執着を深く感じさせてくれました。我々は将来、双方が引き続き提携してウィンウィンの関係を実現し、更に低い発電費用、更に高い発電効率を実現するよう共同で促進していきたいと望んでいます。」

 

日新科技の代表取締役は次の通り語りました。

「現在、我々が建設した発電所の品質は業界内で非常に高く認められています。これはJINERGYから提供を受けた高効率で高品質な太陽電池モジュールなしには語れません。このような優秀な企業と戦略的提携が成立することができることに深い誇りを感じます。今後、JINERGYとの全面的な提携を強化継続し、最高品質の太陽光発電システムをお客様に提供していきます。」