2018年4月18日、中国太陽光発電業界協会、「光伏們」(太陽光発電関連サイト名)が共催する第2回分散型太陽光発電カーニバルが浙江杭州で開催されました。山西一の太陽光発電モジュールメーカーとして、ジンエナジーの副社長、譙鍇氏は招きに応じて出席し、『分散型太陽光発電高効率モジュールソリューション』をテーマとして講演を発表しました。
2017年、全国の太陽光発電の累計設備容量が130ギガワットに達して、3年連続で総設備容量世界一、世界全体の32.4%も占めました。そのうち、分散型だけの容量設備でも19GWを上回り、前年同時期と比べて、伸び幅が業界を驚かせるほどの360%に達しました。近頃、国に進められた政策から、分散型太陽光発電産業の発展加速に再度、強いパワーを注ぎ込む見込みがあります。関連政策によると、国家エネルギー局は主に、分散型再生可能エネルギー資源と場所などの発展条件がよく、電力需要が大きくて、電力ネットワーク接続条件がよい、近くで消費できる市(県)クラス地域及び経済開発区、工業パーク、新型都市化地域などを分散型発電取引実験地域にして、2018年7月1日前に取引を正式にスタートさせていきます。
譙鍇氏は、「過去1年、我が国の分散型太陽光発電は本当に急速な発展の道を歩み出しました。しかし、我が国の分散型太陽光発電の予想以上の成長に向かっては、如何に分散型太陽光発電の持続可能な発展を促進し、固定価格買取の実現を如何に加速するかを落着いて考える必要があります。それに対して、高効率モジュールは1キロワット時あたりの発電コスト(LCOE)を下げて、太陽光発電の固定価格買取を最終的に実現するためのキーになります。」と語りました。
例えば、華東地域600m2の商工業の屋根は多結晶270Wモジュールを基準にして、多結晶280Wと単結晶PERC310Wモジュールを使って、太陽光発電所の全ライフサイクル(25年)における発電量をそれぞれ4%と12%向上させることができます。HJTモジュールは発電所のライフサイクルを30年まで延長することができて、HJT310Wモジュールを利用することで発電所のライフサイクルにおける発電量を46%向上させ、反射布を敷いた後には59%まで上げることができます。
ジンエナジーは現在すでに高効率多結晶、単結晶PERC及び超高効率HJTヘテロ接合構造という3世代の先端技術構成を完成させました。譙鍇氏から、ジンエナジーのガリウム添加シリコンウェーハを利用した高効率多結晶モジュールは双85(即ち85℃、85%相対湿度)の条件下で、PIDが1%を下回り、業界平均値よりも低くて、2017年第4四半期にて280Wモジュールの量産を先に実現し、ジンエナジーの単結晶PERCモジュールも先進的な電子層堆積技術を採用して、310Wモジュールの量産を実現したと紹介されました。
譙鍇氏は次のように述べました。「我々から見ると、近頃、固定価格買取の実現を加速できる技術の中で、超高効率へテロ接合技術の潜在力が最も大きくて、太陽光発電モジュールの効率も明らかに向上し、この技術もすでに中国国内で量産を実現できたため、この2-3年内ではコストダウンの潜在力が極めて大きいです。」
既存のN-PERT、IBCなどの超高効率技術と比較すると、HJTヘテロ接合技術は工程が簡単、光誘起劣化も電位誘起劣化もない、温度係数が低いなど多数の利点を有します。今のところ、ジンエナジーの高効率へテロ接合太陽電池の量産効率が23.27%まで、最高値が24.04%に達して、HJT両面発電型モジュール(60枚)の量産表面変換効率が332.6Wに達しました。
現在、ジンエナジーが革新を行い、研究開発したHJT単結晶両面発電ダブルガラス太陽光発電モジュールはドイツラインランドTÜVの新しいIEC標準テストに合格し、ジンエナジーも業界で初めて新しいIEC標準の認証を取得した企業になりました。
未来を展望して、譙鍇氏は、「多数の利点を有するヘテロ接合技術は、分散型、先駆者などさまざまな場合に応用されるだけではなくて、将来太陽光発電産業を発展させるための主流技術の1つになり、固定価格買取の実現を加速するように産業を導いて行きます。」と述べました。