グローバルエネルギーインターネットの構築を加速し、中国太陽光発電産業の海外進出を促進し、国際クリーン電力分野との交流や協力を拡大するために、「一帯一路」PV国際協力フォーラムが3月28日に北京で開催されました。中国機械電力製品輸出入商会副会長、PV製品分会執行理事長の王貴清氏、中国電力企業連合会国際部主任、中国貿易促進会電力業界委員会会長の呉添栄氏、「一帯一路」沿線国の駐中国机構、海外の設備仕入先、金融機関と国内の優秀な太陽光発電メーカーなど各業界の代表者たちが今回のフォーラムに出席し、海外プロジェクトの建設、新技術と新製品などの話題について深く検討しました。山西一の太陽光発電モジュールメーカーとして、晋能清潔能源科技股份公司(以下「ジンエナジー」という)の譙鍇副総裁も招きに応じて出席し、『高効率及び超高効率モジュールで「一帯一路」国家太陽光発電プロジェクト建設をサポート』をテーマとして講演を発表しました。
ここ数年来、「一帯一路」の提唱に導かれ、我が国の多数の太陽光発電企業が「一帯一路」沿線国や地域に注目し、新しい市場を積極的に探すようになりました。「一帯一路」沿線国は大多数、電力ネットワークのアップグレードや改造の負担が大きくて、例えば、インド、モンゴル、パキスタン、タジキスタンなどの国の電力伝送損失がすでに10%を上回り、キルギスタン、ネパールなどの国は更に20%を上回ると業界の専門家に指摘されました。
譙鍇氏は、「「一帯一路」沿線各国の巨大なエネルギー需要は晋能グループの海外進出に対して、広大な発展チャンスをもたらしています。晋能グループのクリーンエネルギー業務ブロックに属するジンエナジーは、常に技術世代交代の発展戦略を厳格に守り、世界一流の研究開発チーム及び生産インテリジェント化、製造フレキシブル化の「インテリジェント製造」戦略に基づき、高効率多結晶、PERC高効率単結晶及び超高効率HJTヘテロ接合という3世代の先端技術構成を完成させ、世界トップ5%に昇った技術とコスト競争力を備える電池とモジュールメーカーとしての地位をしっかりと築いてきました。」と述べました。
その中、ジンエナジーのPERCモジュールは、業界をリードする裏面不活性化及び局部BSF技術を採用し、電池とモジュールのLID劣化問題の発生を効果的に減らすことができます。その平均変換効率が21.7%まで達して、1平米ごとに7%の出力を増やして、1ワットあたりのシステムコストを効果的に下げることができるため、業界内のコストダウンと効果向上を実現する大切なソリューションになりました。
その外、ジンエナジーが革新を行い、研究開発したHJTも産業のコストダウンと効率向上を実現するための潜在的なソリューションになります。「現在、晋中のHJT両面発電型電池の量産平均効率は23.27%まで達して、工場設立時に設定された効率目標に達成し、両面発電型HJTモジュール(72枚)の最高出力が400Wクラスを突破しました。今後、全体システムへの投資に占める土地、人件コストなどの割合が絶えず上昇するのに従って、キロワット時あたりコストを大幅に削減することができるため、将来太陽光発電技術が高レベル効率の25%へ効果的に移行することにつながり、太陽光発電固定価格買取を実現していきます。」と、譙鍇氏によって明かされました。
「業界をリードする先進的な製造技術と価格性能比の高効率モジュール製品に基づき、中国の太陽光発電製造が「一帯一路」沿線各国の愛顧を勝ち取りました。ジンエナジーは2015年でとっくに中国・パキスタン経済回廊の優先プロジェクトに参加しました。それ以後さらに、世界トップ5%に昇った先進的な生産能力と強い技術革新力によって、高効率モジュール製品を南アジア、パキスタン、メキシコ、アルゼンチンなどたくさんの国に輸出してきました。」と、譙鍇氏が述べました。
現在、「一帯一路」提唱はすでに中国の経済や企業に多くの機会を与え、周辺国や地域経済体にもチャンスをもたらしました。しかし、譙鍇氏は、それにしても、必要のないビジネス、政府のリスクを回避し、現地の社会や文化に積極的に入り込み、現地政府や企業と良好なコミュニケーションを進めることで、世界中のエネルギーのモデルチェンジを加速し、最終的にウィンウィンを実現してくる必要があると考えています。